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こんにちは、板金ボーイです。前編では板金でADバンの凹みを直すところまでお見せしました。今回はその続き、パテ埋め→サフェーサー→塗装→完成までの全工程を解説します。
🔨 まずはパテ埋めから|中間パテを2回盛る理由
板金で形を出したとはいえ、ハンマーやスタッド溶接で引っ張った面には微妙な歪みが残っています。そこを平らにするのがパテの役割です。
今回使用したのは中間パテ。薄付けパテより肉持ちがよく、ある程度の凹みを一気に埋めるのに向いています。
【写真①:パテ1回目を盛った状態・黄色いパテが広範囲に塗られている】


1回目を盛って乾燥させたあと、ダブルアクションやファイルを使って研いでいきます。このとき低い部分(まだ凹んでいる箇所)が残っているのが確認できます。
プロでも1発で決めることは少なく、「盛る→研ぐ→確認」を繰り返して面を出していくのが基本です。今回は2回盛りで面出し完了。
👉 パテの種類や道具については板金塗装で使うパテとへらの種類と使い分けもあわせてどうぞ。
🎨 サフェーサーを吹く|塗装前の大事な下地工程
パテが決まったら次はサフェーサー(サフ)を吹きます。サフの役割は主に3つです。
- パテと塗料の密着を高める
- 細かいペーパー傷を埋める
- 塗装後の色むらを防ぐ

マスキングはバックドア1枚をまるごと塗るブロック塗装の範囲で施工。リアガラス・バンパー・テールランプをしっかり養生します。
サフを吹いたら乾燥させ、ダブルアクションサンダーに400番のペーパーをつけて研いでいきます。
サフ研ぎが終わったら塗装前の脱脂をして、いよいよ本塗りです。
🚗 本塗装|カラーコードQM1のブロック塗装
今回のカラーコードはQM1(ホワイト系)。ADバンでよく見るシンプルな白です。
ブロック塗装とはパネル1枚をまるごと塗る方法で、色のぼかし合わせが不要なため仕上がりが安定しやすいのが特徴です。スプレーガンで均一に塗り重ねます。今回は10:1の2液塗料(硬貨剤が入ってる)なのでクリヤーはなし!
👉 スプレーガンの使い方や選び方はスプレーガンの種類と使い分けの記事も参考にしてください。
✅ 完成|ほぼ新車レベルの仕上がりに

カメラの色味の関係で写真だと若干違って見えますが、実車では元のパネルとほぼ同色。オーナーさんにも喜んでいただけました。
📝 まとめ
- パテは「盛る→研ぐ→確認」の繰り返しで面を出す
- サフェーサーは密着・傷埋め・色むら防止の3役
- ブロック塗装でぼかし不要・仕上がり安定
板金→パテ→サフ→塗装という一連の流れ、いかがでしたか?「板金屋に頼むと何をしているのか」が少し伝わっていれば嬉しいです。
今回修理したADバンのように、外から見えない過去修理歴が隠れているケースは中古車ではよくあります。中古車を検討中の方は、今の愛車の査定を先に出しておくと選択肢が広がりますよ。▶ カーセンサーで無料査定(最大30社一括)はこちら 【PR】
👉 前編はこちら:【施工レポート前編】日産ADバンのバックドア修理。内張りを開けたら衝撃の事実が…
最後まで読んでいただきありがとうございます。現場のリアルな施工工程を、これからも写真付きで発信していきます。
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