ハコスカ全塗装⑤|繊細な窓枠モールとトリムリムーバー。パテの下からちぎれたフェンダーが出てきた

ハコスカ
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前回の続きです。(ハコスカ全塗装④|プチファイルで手研ぎの面出し。ドアとクォーターのずれたラインを叩いて合わせる

ハコスカ全塗装、5回目の今回は「窓枠モール外し」と「フェンダーの現状確認」です。狭くて繊細な旧車の窓枠との格闘と、パテを剥いだら出てきた衝撃の光景をご紹介します。

  • この記事でわかること:旧車の窓枠モールを外すときの道具選び
  • トリムリムーバーの選び方(安物はダメな理由)
  • サビを放置したフェンダーがどうなるか

前回までのおさらいと、今回やること

でルーフの「ちぢれ」から全剥離を決断し、で剥離とサビと格闘。でクォーターパネルにパテを盛り、では手研ぎの面出しとライン合わせをやりました。

今回は塗装の前準備として、窓枠のモールを外していきます。あわせて、気になっていたフェンダーの状態も確認しました。

繊細な窓枠。道具選びがすべて

ハコスカの窓枠は、外せないことはないです。ただ、隙間があまりにも狭くて、入る道具が限られます。そのうえ力加減を間違えると、モールを変形させる恐れもあります。モールとは、窓枠の縁に付いている金属の飾り帯のことですね。だからこそ、道具選びが重要になってくるんです。今回はとにかく先端が薄くて、対象に負けない硬さを誇る道具を選びました。

トリムリムーバーは「持っておいて損なし」

その道具が、トリムリムーバーです。モールや内張りを外すためのヘラ状の工具ですね。DIYでも本業でも、やっている方なら100%と言っていいほど持っておいて損はないです。僕はこのハコスカをやっていて、もう1本買い足そうかと思ったくらい仕事をしてくれました。まさに「痒い所に手が届く」とはこのことだなと実感しています。

そして買うなら、メーカーものをお勧めします。安いものには、曲がりやすいという欠点があるからです。うちの工場には毎週、工具の移動販売人さんが来てくれます。その方が言っていたので、信頼できる情報です。(力加減を間違えると、さすがにメーカーものでも変形はします)

僕が使っているのはこれです。TONE(トネ)のメタルトリムリムーバーですね。

たった3本に2〜3時間。それでも慎重にいく理由

写真には上側のモールしか写っていませんが、窓枠なのでぐるっと3本あります。この3本、始めてから最後の1本を外し終えるまで2〜3時間くらいかかりました💦

やはり一番の前提は、変形させずに取り外すことです。慎重にやっていると、どうしても時間はかかります。しかもモールが硬いので、工具が滑ってうまく進まなかったんです。現行車なら、外すことを念頭においた設計になっています。なので、あまり触らないような場所でもそこまで時間はかかりません。旧車ならではの苦労ですね。このモールの外し方をご存知の方は、ぜひご教授願いたいです。

塗らない車で外すときの注意点

ちなみに「塗る予定はなくて、塗装を傷つけたくない」という場合は注意してください。モールの内側をこじらないと、見える部分に傷が入ってしまいます。

フェンダーの現状。パテを剥いだらビックリ

次はフェンダーです。覗いてみると取り付けボルトがあるのですが、パテで埋もれていました。さらにパテが割れているところを剥いでみると、ビックリ。

大きくちぎれていました。

なぜ今回は修理せずに進めるのか

もっと早くに対処していたら、こんなことにはならずに済んだはずです。ここまでサビが進んでいると、溶接しようにもくっつきません。溝が広がる一方なので、今回は何もせずに進めます。(鉄板を作り替えると、当初の料金に収まらないという問題もあります)

📖 もう少し詳しく:なぜサビた鉄板は溶接できないのか
サビは鉄が腐食して、ボロボロにやせていく現象です。やせて薄くなった鉄板に溶接の熱を入れると、くっつくどころか穴が広がってしまいます。こうなると部分修理では済まず、鉄板ごと作り替えるしかありません。「なんでも早め早めがいい」のは、こうなるのを避けるためなんですよね。

パテてんこ盛り。最初から全部削り落とす決断

写真では伝わりにくいですが、フェンダー全体が歪んでいて、パテもてんこ盛りでした。この状態で叩くと、パテが割れるたびに削り落とすことになります。二度手間になるので、最初から全部削り落としました。

まとめ|過去に触られた車両は、やっぱり厄介

今回は窓枠モール外しと、フェンダーの現状確認をお届けしました。やっと片側の終わりが見えてきましたね☺️ それにしても、過去に触られてきた車両というのはなかなか厄介なものです。パテの下に何が隠れているかは、剥いでみるまでわかりません。

このハコスカの行く末を一緒に見届けてくれる人は、ブックマークをお願いします!シリーズの過去記事はこちらです。
ハコスカ全塗装①|ルーフを研いだら出てきた「ちぢれ」の正体と全剥離の決断
ハコスカ全塗装②|秘密兵器“パタパタ”投入。剥げば剥ぐほどサビが出てくる洗礼
ハコスカ全塗装③|クォーターパネルの洗礼。波打つサーフラインとパテの下の黒い膜
ハコスカ全塗装④|プチファイルで手研ぎの面出し。ドアとクォーターのずれたラインを叩いて合わせる

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