スプレーガンの種類と使い分け。プロが現場目線で解説します。

板金塗装の道具

💡 こんにちは、板金ボーイです。板金道具シリーズ第7弾はスプレーガンについてです。塗装の仕上がりを決める道具の中で、スプレーガンは最も重要といっても過言ではありません。種類・調整・使い方すべてが仕上がりに直結します。プロ目線で詳しく解説します!


🔫 板金塗装で使うスプレーガンとは

💡 塗料を霧状にして吹き付ける道具

スプレーガンとは圧縮空気と塗料を混合して、均一に噴霧する道具です。

DIYで使うスプレー缶と根本的に違うのは、塗料の量・エア圧・噴霧パターンを細かく調整できる点です。

この調整ができるかどうかが、仕上がりの差に直結します。


⬆️ 種類① 重力式スプレーガン

💡 カップが上についている・現場の主流タイプ

カップ(塗料を入れる容器)が上についているタイプです。重力で塗料が落ちてくる仕組みです。

現在の板金塗装現場で最も主流のタイプです。

少量の塗料で細かい調整がしやすく、色替えのときの洗浄も楽です。

上塗り・クリヤー塗装など、精度が求められる場面で使います。


⬇️ 種類② 吸い上げ式スプレーガン

💡 カップが下・下地塗装やサブガンとして活躍

カップが下についているタイプです。負圧で塗料を吸い上げる仕組みです。

大量の塗料を一気に使いたい場面や、サーフェーサーなど下地塗装に向いています。

重力式より調整の自由度は低いですが、コストが安いのでサブガンとして使うことも多いです。


🔬 種類③ ミニガン(小型スプレーガン)

💡 狭い部分・部分補修に特化した小型ガン

通常のスプレーガンより小さいタイプです。

狭い部分・部分補修・タッチアップなど、小さい面積の塗装に使います。

ドアの端やバンパーの一部など、大きいガンでは吹きにくい箇所で活躍します。

プロの現場では通常サイズとミニガンを使い分けています。


🎛️ スプレーガンの3つの調整ポイント

💡 この3つのバランスが仕上がりを決める

スプレーガンには3つの調整ネジがあります。この調整が塗装の仕上がりを決めます。

  • 【ニードル調整(塗料の量)】多すぎると垂れ、少なすぎると塗膜が薄くなります
  • 【エア圧調整】高すぎるとオーバースプレーに、低すぎるとゆず肌(表面がザラザラになる現象)になります
  • 【扇形調整(パターン)】広い面は扇形を広く、狭い部分は絞って使います

💡 感覚をつかむのに時間がかかる職人の腕の見せどころ

この3つのバランスが取れて初めてきれいな塗膜ができます。

感覚をつかむまでに時間がかかる、職人の腕が出る部分です。


🧪 塗料の粘度調整も重要

💡 シンナーで希釈・専用粘度カップで計測

スプレーガンの調整だけでなく、塗料の粘度(濃さ)も重要です。

シンナーで希釈して適切な粘度に調整してから使います。

専用の粘度カップで計測しながら調整するのがプロのやり方です。

  • 粘度が高すぎる → ガンが詰まる・ゆず肌になる
  • 粘度が低すぎる → 垂れる・塗膜が薄くなる

🧹 スプレーガンのメンテナンス

💡 使用後は必ずシンナー洗浄・ニードルとノズルは分解

使用後のメンテナンスを怠ると塗料が固まってガンが詰まります。

使い終わったら必ずシンナーで洗浄することが鉄則です。

特にニードルとノズルは分解して洗浄します。

メンテナンスを丁寧にすることで、ガンの寿命も仕上がりも変わります。


📝 まとめ

💡 スプレーガンの種類と調整ポイントを押さえよう

スプレーガンの種類と使い分けをまとめます。

  • 重力式:上塗り・クリヤー・精度が必要な場面
  • 吸い上げ式:下地塗装・大量塗布
  • ミニガン:狭い部分・部分補修

💡 調整の3ポイント

この3つを使いこなせるようになることが、プロの塗装技術の核心です。

  • ニードル(塗料の量)
  • エア圧
  • 扇形パターン

次回は調色機(ティンターマシン)について解説します。お楽しみに!

板金塗装の道具シリーズ:板金塗装の道具カテゴリーはこちら

参考:アネスト岩田(スプレーガンメーカー)公式サイト


最後まで読んでいただきありがとうございます。板金塗装の道具や現場のリアルな使い方を、これからもプロ目線で紹介していきます。

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コメント

  1. […] こんにちは、板金ボーイです。以前「スプレーガンの種類と使い分け」を書きましたが、今回は一歩踏み込んでメーカー別の特徴を解説します。 […]

  2. […] 👉 スプレーガンの使い方や選び方はスプレーガンの種類と使い分けの記事も参考にしてください。 […]

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