こんにちは、板金ボーイです。
今回はハンダをメインに作業してみようと思います。プロが使うハンダとはどんなものか、コツや使い勝手などを紹介します。仕事やDIYに取り入れるか悩んでいる方は、ぜひ参考にしていってください。
サビの穴、溶接もテープもダメなら何を使うか
板金をする際に、サビてしまって穴だらけということは当たり前ですね。でも、その穴を埋めるのが難しい。溶接をすれば穴が広がってもっとひどくなりますし、昔からよくあるアルミテープを貼って誤魔化すやり方も好きではない。もうどうしようもないと諦めるしかないと思っていませんか?
実は意外と簡単な方法があるんです。
それがハンダです。ハンダといえば電子機器の基盤で使われているイメージが強いと思います。子供の頃に学校の授業で使ったことがある人も多いと思います。そんなハンダ、なんと板金でも穴埋めでよくお世話になってます。

下地のサビを落とさないと、ハンダは絶対にくっつかない
まずは写真をご覧ください。

大小さまざまな穴が開いてますね。穴の周りにクレーターがあるのも確認できると思います。そこがサビて穴が開く寸前の状態です。
さてこの穴を埋めていきたいのですが、このまま熱して付けようとしても意味がありません。ハンダは下地に不純物があると全くくっついてくれないのです。
ではどうするかというと、ただサビを取り除くだけでいいんです!
簡単に言っちゃって〜と声が聞こえそうですが、これしか方法はないんですよね💦
取り除くには、ベルトサンダーやリューターなどでゴリゴリ削り取ります。それだけでハンダののりは格段に変わります。
なかなか取り除けない場合は、いっそのこと広い範囲を削って安全地帯を探しましょう!
大豆くらいの穴なら、ハンダだけで埋まる

施工前

ハンダ充填後
分かりづらいと思いますが、違いがお分かりいただけたでしょうか? 我ながら見事に穴が埋まってますね! 叫んでる顔に見えるのは僕だけでしょうか☺️ 叫びたいのはこっちなんですがね(*_*)
このように、大豆くらいのサイズまでならハンダで埋めることも可能です。さらに、気になる強度のほうはというと、突き破ろうと思って叩かない限りハンマーでもびくともしません。すなわち、日常生活上は問題ないとということなんです。
大きな穴は「銅メッシュ」で塞ぐ
👓「あれれ〜、大きい穴は塞げないのかな〜」(某名探偵)
ご安心を。とびきりの穴をご用意いたしました。

さすがにハンダだけでは、こんなに大きな穴は埋められません。ではどうするかというと銅メッシュを使います。

①メッシュを当てる

②ハンダを溶かし込む

③サンダーでならす
①の写真を撮ってなかったので②と同じ構図になってしまって申し訳ありません😅
メッシュで穴をおおい、つけておいたハンダを溶かし込みます。メッシュなので多少複雑な造形でも簡単に対応できちゃいます。そこもいいところです。
最後はサンダーでならして完成です。結局パテは盛るので、なだらかになっていればOKです!
仕上がりの強度はどれくらいか

なるべく分かりやすいように、指で押して強度を測っております😅 この画像で理解できる人はすごく要領のいい人だと思います。ぜひ仲良くしてください笑
まとめ|ハンダは持ち運べる、静かな穴埋めの相棒
ハンダは誰でも簡単に使えて、強度も申し分ありません。しかもハンダ自体が錆びないので、穴埋めの材料としてかなり優秀です。
溶接機よりも持ち運びに優れているのもいいところ。ちょっと作業したいときに本腰を入れる必要がありませんし、音も出ません。
注意点|ハンダの煙は吸わないこと
最後に、これだけは守ってほしいという話をさせてください。
ハンダを溶かすと白い煙が出ます。これはヒュームと呼ばれるもので、金属やフラックスが気化して固まった細かい粒子です。見た目はただの煙ですが、吸い込み続けると呼吸器に悪影響が出ることがあります。
対策はシンプルです。
- 必ず風通しの良い場所で作業する。屋内なら換気扇を回すか、扇風機で煙を自分の側から逃がす
- 煙を顔の正面で受けない。少し横にずれるだけでも吸い込む量は変わります
- 長時間やるなら防じんマスク。作業用のものがあると安心です
- 作業後は手を洗う。鉛を含むハンダもあるので、そのまま飲食しない
ハンダは手軽で音も出ない、いい道具です。だからこそ「ちょっとだけだから」と換気を後回しにしがちですが、そこだけは面倒がらずにやってください。作業はやり直せますが、体はやり直せませんので。
次回予告:ハンダで塞いだ面にパテを入れて、面を整えていく工程をお届けする予定です。作業が進み次第お届けしますので、よかったらまた覗きに来てください。


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