こんにちは、板金ボーイです。
前回はサフェーサーまで進みました。(ハイエースの全塗装①)
今回はモデリスタのリップスポイラーからスタートです!割れた中古品をあえて狙って落札し、プラリペアで復活させるまでをお届けします。
- 割れた社外エアロをあえて安く買うというプロの選択肢
- 廃バンパーから素材を切り出して割れを補修する方法
- プラリペア(樹脂溶接)の仕組みと使い心地
- 樹脂パーツのパテ研ぎでラインを守るテクニック

ヤフオクで「いい感じに割れた」リップを落札
しゃくれさせるか内巻きにするか迷いつつヤフオクを漁っていると、いい感じに割れたリップが出品されていました。しかもデイライトも付いててなんかお得じゃん🎵ということで落札🎵

届いたらまずやることと言えば全国共通で仮付けですね🎵
なぜ割れてる方がお得なのか
「割れてるのに買うの?」と思うかもしれません。でも、これはプロならではの買い方です。
社外エアロの中古相場は、状態が良いものだと結構な値段がします。一方、割れやキズがあるものは一気に値下がりする。直せる技術があれば、割れ物は「訳あり価格で買える美品」なんです。
今回のリップも、割れがあるおかげで相場よりだいぶ安く手に入りました。デイライト付きでこの価格なら文句なしです。
割れの修理|廃バンパーとプラリペアで繋ぐ
さて、ここからが本題。ちょうどデイライトの部分が割れており、このままでは無惨な見た目です。
誰の家にもある捨ててあるバンパーを漁る
まずは補修用の素材探しから。誰の家にもある捨ててあるバンパーを漁りましょう。

確かプロボックスの何かが出てきたので、この取り付け穴のいいカーブを切り取って加工してみます🎵

欠損部分の形に近い部位を探して切り出せば、ゼロから形を作るより圧倒的に早くてキレイに仕上がります。バンパー同士は素材が近い(多くはPP=ポリプロピレン)ので、溶着との相性もいいんです。

はい。このように微調整を繰り返しながら合わせていきます。
プラリペアで溶かして繋ぐ
焦点があってないですが、奥に見えるうねうねはプラリペアです。

これがなかなかに便利な道具でして。専用のコテに特殊な形状をした針金をセットし、ボタンを押すと加熱が始まります。それを割れ目に押しつけると、素材を溶かしながら針金が埋め込まれていく。要するに割れてるところを縫い合わせる道具です。
この針金が数種類ありまして、四隅の角など直角にフィットするもの、うねうねの幅が広くて複雑な割れに対応できるものなど、痒い所に手が届く形状になってて凄くいい!それにものによってはPPやABSといった名だたる素材がスティック状になっており、それを溶かしてさらに強度を増すこともできる優れもの。
充電タイプや家庭用プラグタイプもあるので誰でも簡単にできます🎵取り回しの観点から充電式が1番ですが、溶かし込んでる最中に充電切れになると一瞬壊れたかな?と思うくらい溶け込みがすぐ終了しますw充電しながら使えばいいのでそんなに困らないですよ!
📖 もう少し詳しく:プラリペア(樹脂溶接)の仕組み
プラリペアのような樹脂溶接は、接着剤のように「表面をくっつける」のではなく、母材そのものを熱で溶かして、補強材と一体化させる工法です。
接着剤は硬化後も「別の層」として存在するため、しなりや衝撃で剥がれることがあります。一方、溶接は素材同士が溶け合って繋がるので、力のかかるバンパーやリップでも割れにくい強度が出ます。
エアロパーツは走行中の振動や飛び石で常に負荷がかかる部品なので、「貼る」より「溶かして繋ぐ」方が長持ちしやすいというわけです。
パテ→ライン出し→サフで仕上げ
結構しならせたりしたけど割れる様子がなかったため、パテを盛りまして…

テープを貼れば研ぎたくないところを守れる

このようにテープを貼れば、研ぎたくないところを守れるしラインも出しやすいです😊
リップのような樹脂パーツは、デザインの「エッジ」が命です。パテを研ぐ時にエッジまで一緒に削ってしまうと、シャープさが失われてぼんやりした見た目になります。守りたいラインの際にテープを貼っておけば、ペーパーが当たってもラインが消えません。
ただ、ガシガシ当てすぎるとテープごと削れて意味がないので、一応その辺は注意しながら研ぎましょう💡

いい具合に仕上がりましたので、あとはサフで終わり👌
デイライトの眼光が待ち遠しいです🎵
次回予告
今回はこれにて終わり!次回はバンパーのマフラー部分を埋めるのとリアエンブレムを取っ払ってスムージングします。2液ボンドも登場するので、樹脂加工に興味のある方はお楽しみに。
最後まで読んでいただきありがとうございます。「割れたエアロも直せるんだ!」と思ってもらえたら嬉しいです。ぜひブックマークして続きもチェックしてください😊




コメント